HSPの人が仕事で疲れやすい理由|それは甘えではなく、感じ取る力が強いから

仕事×HSP

はじめに「どうして私だけ、こんなに疲れるんだろう」

同僚と同じ時間働いているはずなのに、
周りは平気そうなのに、
自分だけがどっと疲れてしまう。

仕事が終わるころには頭が重く、
家に帰ると何もできなくなる。
そんな日が続くと、

「自分は社会に向いていないのかも」
「気にしすぎなだけ?」
「繊細過ぎるかも・・・」

と、自分を責めてしまうこともありますよね。

もしあなたが「HSPかもしれない」「人より疲れやすい」と感じているなら、
それにはきちんと理由があります
今回に記事では、HSPかもしれないと悩んでいる方に向けて、
HSPの人が職場で疲れやすくなってしまう理由を解説していきたいと思います。

HSPとは?感じ取る力が強い気質

HSPとは、**Highly Sensitive Person(とても敏感な人)**の略で、
生まれ持った「感じやすさ」の気質を指します。

HSPは病気でも診断名でもありません。
音・光・人の感情・空気感など、
周囲の情報を深く受け取る特性があります。

HSPの方によく見られる特徴には、次のようなものがあります。

  • 人の感情や表情の変化にすぐ気づく
  • 音・光・匂いなどの刺激に敏感
  • 一度にたくさんの情報が入ると疲れやすい
  • 物事を深く考えすぎてしまう
  • 相手の言葉をあとから何度も思い返す
  • 争いや強い言葉が苦手

そのため、無意識のうちに処理している情報量が多く、
人より疲れやすくなってしまうのです。

今、もし人よりも敏感で、何事にも心が疲れやすくなっているという方は、
このHSPの特性に当てはまる方かもしれません。


HSPから見た職場は「情報が多すぎる場所」

職場にいるだけで、精神的にヘトヘト、疲れてしまうという方はいませんか?

職場は、HSPの人にとって刺激の集合体です。

  • 話し声や電話の音
  • パソコンの通知
  • 上司や同僚の表情・声色
  • 空気のピリつき
  • 暗黙のルールや気遣い

HSPの人は、これらを一つひとつ拾ってしまうため、
常に頭がフル回転の状態になります。

周囲は気にしていないように見えても、あなたの中ではずっと処理が続いているのです。
その結果、疲れてしまうのです。

そしてこれらは、あなたの気が弱いわけでも、働くということ自体に向いていないわけではないということを忘れないようにしてくださいね。

情報の多い環境に疲れてしまっているだけかもしれません。
それだけ、周りに寄り添い、周りを気にかけている、という証でもあるのです。

疲れてしまいやすい一方で、あなたには強みにもなっています。
ただ、弱いだけではないというのは、HSPの特徴でもあります。

HSPはなぜ仕事で疲れやすいのか?

では、なぜHSPだと疲れやすく感じでしまうのでしょうか。
考えられる理由をあげていきます。

① 人の感情を受け取りすぎてしまう

HSPの人は、相手の機嫌や感情の変化に敏感だといわれています。

  • 上司の声が少し冷たい
  • 同僚がイライラしている
  • 職場の空気が重い

こうしたことを察知すると、
無意識に気を使い、緊張状態が続いてしまいます。
常に緊張状態が続くと、精神的にも、肉体的にも疲れてしまいます。

「もしかして私なにかしてしまったかな・・・」
「どうしてあの人はピりついているの・・・?」
「仕事でミスをしてしまった・・・」
と、なぜか繊細に感じ取ってしまうこともありますよね。

その場の空気が思いだけで、全身で感じ取ってしまう感覚もありました。
どんどん呼吸するのもつらくなってくるような感じ、オフィスでは常に気が休まりませんでした。

そうすると、職場にいる時間、ずっと気が張っているため、
帰る時には心がヘトヘトという状況になってしまいます。

② 常に「ちゃんとしなきゃ」と気を張っている

「ミスをしないように」
「空気を悪くしないように」
「迷惑をかけないように」
と、仕事中ずっとちゃんとしなきゃ、と考えてしまっていませんか?

HSPの人は責任感が強く、
常に自分を律している傾向があります。

周りの人に迷惑をかけられない、
自分のせいで仕事を遅らせるわけにはいかない、
と、頑張りすぎてしまいます。

その結果、気が抜ける時間がほとんどないまま働くことになり、
心も体も消耗してしまいます。

③ 一つの出来事を深く考えすぎてしまう

  • あの言い方、まずかったかな
  • 変に思われてないかな
  • もっと違う対応があったかも

HSPの人は振り返りが丁寧な分、
同じ出来事を何度も頭の中で再生してしまいます。

同僚たちにとっては、もう記憶にもない出来事かもしれません。
ですが、帰宅後にもよみがえってくる記憶が忘れられず・・・ということもあるかもしれません。

これも、疲れが抜けない原因の一つとなるのです。

④ 休憩中も頭が休まっていない

「休憩時間なのに、仕事のことを考えてしまう」
そんな経験はありませんか?

HSPの人は切り替えが苦手で、
体は休んでいても、頭は仕事モードのままになりがちです。

これでは、疲れが取れにくくなるのも無理はありません。

私自身も、休憩中に声をかけられる、休憩中にクレームの対応をしなければいけない・・・
という経験が積み重なり、休憩も休まることができず、
1日中、疲れてしまっていました。

HSPは甘えなの?|いいえ、違います

疲れやすいと、
「甘えているだけ」
「根性が足りない」
と言われてしまうこともありますよね。

でも、HSPの疲れやすさは、
気合や努力でどうにかなるものではありません

感じ取る情報量が多いぶん、
エネルギーの消費が大きいだけ。

それは弱さではなく、特性です。
あなたの気質や、特性というのは、個性ともなります。
これは、変えることもできないですし、うまく付き合い、
適切な環境にいることが大事となります。

まずは、これは甘えではないということを受け止め、
自分の特性を活かす、という働き方を考えてみるのはいかがでしょうか。

HSPにとって大切なのは「自分に合う働き方」

HSPの人が楽になるために必要なのは、
無理に自分を変えることではありません。

  • 静かな環境
  • 感情的なやり取りが少ない職場
  • 一人で集中できる時間
  • 理解のある人間関係

環境が合うだけで、
驚くほど疲れにくくなることもあります。

まとめ|疲れやすいあなたは、もう十分頑張っています

今回の記事では、「なぜHSPの人が疲れやすいのか」という疑問について、
解説しました。
今回の記事のまとめです。

  • HSPは感じ取る力が強い気質
  • 職場は刺激が多く、疲れやすい場所
  • 疲れやすさは甘えではない
  • 合う環境を選ぶことが大切

もし今、
「自分はダメなんじゃないか」と思っているなら、
それはあなたが弱いからではありません。

自分を責めてしまうことが一番ツラくなってしまいます。
もし、今自分を責めている方がいたら、HSPの特性を理解し、
自分に合った環境を探し始めるときかもしれません。

あなたは、
人一倍、感じながら生きているだけです。

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