はじめに|どうしてこんなに自分を責めてしまうんだろう
過去の失敗が何度もよみがえる、
もしくは、大きな失敗したわけでもないのに、
誰かに責められたわけでもないのに、
ふとした瞬間に押し寄せてくる自己嫌悪。
「あの時、ああ言わなければよかった」
「なんで私はこんなこともできないんだろう」
「もっとちゃんとしている人はたくさんいるのに」
こんなふうに、自分のことを責め続けてしまうことはありませんか。
自己嫌悪は、とてもつらい感情です。
しかも厄介なことに、真面目で優しい人ほど陥りやすい傾向があります。
今この記事を読んでくださっているあなたもそのように感じているかもしれません。
この記事では、自己嫌悪とは何なのか、なぜ起きるのか、
そして少しずつ楽になるための考え方についてお話しします。
正直私自身も、自己嫌悪から解放されたわけではありません。
今までの考え方、思考の癖は劇的に変わることはないと思います。
ですが、少しづつ変えていくことで、
いつか自信をもっていきたいと思っています。
自己嫌悪とは?|自分を否定する感情の正体
自己嫌悪とは、
「今の自分」「過去の自分」を否定し、価値がないと感じてしまう状態のことです。
反省とは違い、
「次はこうしよう」と前を向くよりも、
「自分はダメだ」という結論に向かってしまうのが特徴です。
次は○○してみようと、反省を活かすことができれば、
失敗を減らしたり、自己成長につながると思います。
一方で、自分には無理だと考えてしまうと、
自分を責め、心身を消耗し、自己成長からも遠くなってしまいます。
ここでの成長というのは、会社で評価されるもの、出世につながるというものではありません。
日々生きていく中で、昨日よりできなかったことができるようになる、というレベルの
自身の人生の中の小さなステップアップというように考えてもらえるといいと思います。
自己嫌悪感というものは、一時的な感情で終わることもありますが、
繰り返されると心のエネルギーを大きく消耗してしまいます。
自己嫌悪に陥りやすい特徴

「〇〇であるべき」と考えてしまう
この「べき思考」が強いと、
少しでも理想から外れた自分を許せなくなってしまいます。
完璧主義にも近いかもしれませんね。
知らない間に理想を高めてしまい、その○○べきという状態から乖離してしまったときに、
自分を責める、という自己嫌悪につながる可能性があります。
他者と自分を比べてしまう
SNSや職場で、
他人の成果や幸せそうな姿を見るたびに、
「それに比べて私は…」
「同期はうまく仕事ができてるのに・・・」
と、自分を下に置いてしまうことはありませんか。
比較は無意識のうちに、自己嫌悪を強めてしまいます。
人はそれぞれ異なる条件で、異なる生活をしているので、比較することができません。
ですが、身近な人間とどうしても比較してしまいますよね。
私自身も、同期、友達、家族までも比較してしまい、
そのたびに自己嫌悪に陥ってしまっていました。
失敗を何度も責め続ける
一度の失敗を、
何度も頭の中で再生していませんか。
「なんであんなことをしたんだろう」
「なんでできなかったんだろう」
と自分を責め続けることで、心が休まらなくなります。
長い人生の中で、失敗することは当たり前だと考えましょう。
その失敗からの学びを得られるのであれば、十分だと考えることが重要です。
過去の自分を責め続けてしまう
過去は変えられないと分かっていても、
「あの選択は間違っていた」と思い続けてしまう。
でも、どんなに思い返したところで、過去には戻れないのです。
自己嫌悪は、過去に縛られている状態とも言えます。
自己嫌悪に陥りやすい人の傾向
自己嫌悪に陥ってしまう人には、どのような人が多いのでしょうか。
完璧主義な人
「中途半端は許せない」
「100点じゃないと意味がない」
そんな考え方を持つ人は、
少しのミスでも自分を強く責めてしまいます。
「80点も許せない」、
私はこんな考え方を持っていました。
100点じゃなければやる意味ない、とすら思っていました。
しかし、完璧に物事をできる人というのはいません。
失敗を繰り返し、精度を高めることはできても、完璧にはできないと思うようにしています。
理想が高い人
理想が高い人というのは、向上心があり、より理想に向かって高めることができる点で素晴らしいと思います。
ただ、理想が高すぎると、
現実の自分との差に苦しみやすくなります。
少しチャレンジをして、できないことが分かると、
「自分なんて」と感じやすくなります。
目標をもう少し下げて、少しづつの積み重ねが大事だと考えましょう。
真面目で責任感のある人
「自分がやらなきゃ」
「迷惑をかけたくない」
責任感の強さが、
いつの間にか自分を追い詰めてしまうことがあります。
十分頑張っているのにもかかわらず、
自分を責めてしまいます。
過去にトラウマがある人
否定された経験、傷ついた出来事があると、
「また同じことになるかもしれない」と自分を責めやすくなります。
「まだできなかった」
「どうせ無理だから」
と、過去と同じ思いをしないように、ブレーキをかけてしまいます。
先にも述べた通り、過去を変えることはできないにも関わらず、
どうしてもとらわれてしまいますよね。
自信がなく、自己肯定感が低い人
「どうせ私なんて」
という思考の癖が、
自己嫌悪を強くしてしまうこともあります。
自信がなく、自分になんてと思ってしまうことで、
より自分を責める、自己嫌悪に陥ってしまいます。
自己嫌悪への対処

これらの自己嫌悪を止めることはできるのでしょうか。
私は、即効性があり、即座に自己嫌悪から抜け出し、自信をもって生きることはできなくても、
考え方を少しずつ変えて、自信を取り戻すことはできると信じています。
自分を「受け入れる」
「自己嫌悪しちゃダメ」と思うほど、
感情は強くなってしまいます。
まずは、
「今、自分は自己嫌悪しているんだな」
と気づいてあげることが大切です。
否定せず、責めず、
ただ認めるところから始めてみてください。
できない自分も、ありのままだと思うことです。
責める必要もなければ、自信を失う必要もない。
自分の力で変えられること・変えられないことを分ける
過去の出来事や他人の評価は、変えられません。
でも、今の行動や考え方は、少しずつ変えられます。
紙に書き出して分けてみると、
より鮮明になるかもしれません。
自分の顔を変えられないように、実力、性格等、変えられないことも多くあります。
少しの努力で変えられることもあれば、まったく何をしても変えられないこともあります。
そして、自分の力ですぐに変えられないことは、受け入れることが重要だと考えています。
ありのままの自分を認める
完璧じゃない自分、
弱さのある自分も含めて、
「これが今の私」と認めてあげる。
それは諦めではなく、スタート地点に立つことです。
努力をしたら変えられそうなところから、一歩ずつ積み重ねることが重要だと思います。
諦めるのではなく、今の自分を理解し、認めてあげる。
そして、叶えたいことがあるなら、目標を立てて、少しずつ積み上げていきましょう。
自分の成長を認めて、褒める
過去と比べて、
少しでもできるようになったことはありませんか。
どんなに小さくても、成長です。
人は他人と比べてしまいがちですよね。
自分よりも周りの人の方が、良く見えることあると思います。
それでも、他人とは別の人生を生きているということを忘れずに、
比べるなら過去の自分を思い出し、
少しでも成長していれば、それは立派なことなのです。
書き出してみる|ネガティブもポジティブも
頭の中だけで考えると、自己嫌悪はどんどん膨らみます。
自分の気持ちを整理してみると、スッキリできるかもしれません。
紙やメモに、
両方を書いてみてください。
自分の成長を感じられるのではないでしょうか。
今日からできること

自己嫌悪に苦しむ方にとって、すぐに改善できる方法はないかもしれません。
ただ、少しずつ、今日から変えていく方法、私が試していた方法を紹介したいと思います。
環境を少し変えるだけでも、
自己嫌悪は和らぐことがあります。
SNSをみると、そこには華やかな生活が見えるかもしれませんが、
それはあくまでその人の一部ということです。
24時間楽しく自信をもって生きているわけではないかもしれません。
また、大事なのは、「小さな目標」をクリアすることです。
いきなり大きな目標をクリアできる人はいないと思います。
立てな小さな目標を毎日達成することで、
自信を取り戻していくことができるかもしれません。
私の経験談|自己嫌悪が日常だった頃
私自身も、
「なんでこんな自分なんだろう」と
毎日のように自己嫌悪していました。
そして今もなお、自己嫌悪に襲われることがあります。
仕事でうまくいかないと、
人格まで否定してしまっていたと思います。
「自分は何やっても無能だから」
「生きている価値も分からない」
そう思っていました。
でも、少し立ち止まって考え方を変える努力を現在もしています。
少しずつ、
「できなかった自分」ではなく
「それでも生きている自分」を見るようにしてから、
心が楽になっていきました。
まとめ|自己嫌悪に苦しんでいるあなたへ

今回は、自己嫌悪に苦しむ方に向けて、自分が試した方法をお伝えしました。
劇的な変化はなくても、心の持ちようはいつからでも変えることができます。
今回のまとめです。
もし今、自分を嫌いになりそうになっていたら、
思い出してください。
あなたは、
責められるほど何もしていない。
むしろ、一生懸命生きているだけです。


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