はじめに
「どうせやるなら完璧にしないと」
「100点じゃないなら意味がない」
少しのミスで「もうだめだ・・・」と仕事が辛くなってしまう。
そんな思考に縛られて、しんどくなっていませんか?
一見、向上心があるように見えるこの考え方ですが、
実は、自分を追い詰めやすい思考でもあります。
この記事では、0・100思考(完璧思考)の特徴や弊害、あるある、抜け出すヒントをわかりやすく解説したいと思います。
0・100思考とは?

0・100思考とは、物事を「全部か、ゼロか」で判断してしまう考え方です。
他にも、
とも呼ばれます。
完璧主義とも似ているかもしれませんね。
たとえば、
というように、“中間”が存在しません。
0・100思考というように、80点や60点というグレーが許せない状態です。
完璧に物事をこなしたいという向上心から、
努力ができたり、忠実に取り組むことができたりと、
いい面もたくさんあります。
ですが、自分を追い詰めてしまうと、
しんどくなってしまったり、弊害が発生してしまう可能性があります。
0・100思考あるある

思い当たるものはありませんか?
小さな出来事が、「全部否定」に変換されてしまうのが特徴です。
結果、自身を追い込んだり、しんどくなってしまうことも多くなります。
満点しか許せない
学生時代からテストは満点しか許せなかったり、
社会人になってからも少しのミスでもへこんだり、反省をしてしまいすぎるというのが、あります、
80点でも十分頑張ったと言えますが、
満点でなければいけない・・・という思考は0・100思考の一番わかりやすい例かもしれません。
一回のミスでやる気を失う
例えば、朝通勤通学の時間に遅刻をしそうになってしまったとき、
毎日やっているダイエットがある日何らかの理由でできなかったとき、
もう意味がないと感じてしまい、やる気を失ってしまうこともあります。
これは、私自身すごくありました。
遅刻するならもういいや、というような感じで、
やる気を失ってしまうのです。
完璧にできないのなら、もうやらなくていいという、
まさに0・100思考だったなあと思います。
どんな人がなりやすい?

この、0・100思考はどんな人が陥りやすいのでしょうか。
繊細な人・HSP気質
感受性が強く、物事を深く考える人は、
「ちゃんとやらなきゃ」と思いやすい傾向があります。
小さなミスをしてしまうと、
責任感を感じてしまったり、
迷惑をかけてしまったと感じてしまったりと、
0・100思考になりやすく、完璧を目指してしまいます。
完璧主義・真面目すぎる人
責任感が強く、努力家。
向上心があり、失敗をしたくないと考えてしまいがちです。
職場でも、手を抜いてしまうと、
周りに迷惑が掛かってしまうから・・・と
人に頼れずに、仕事をため込んでしまうこともあります。
その分、「妥協=悪」と思い込んでしまうこともあり、
追い詰めてしまうとしんどくなってしまいます。
厳しい環境で育った
子どもの頃に、
場合、「完璧でなければ認められない」という思考が染みつくことがあります。
子供のころ、学校でのテストで、
満点が取れないとほめてもらえなかったり、
習い事でも失敗できない環境に長くいると、
0・100思考がくせになってしまう人もいます。
ネガティブ思考・自己肯定感が低い
「どうせ私はダメ」
という前提があると、
少しの失敗で「やっぱりダメだ」と極端な結論に飛びがちです。
これは、もともとネガティブな性格だったり、
自信がなかったりすると、自分はダメだと思い込んでしまいます。
もし、自信がなかったり、自己嫌悪を感じてしまっている人には、こちらの記事もおすすめです。
0・100思考の弊害

向上心があり、努力家の半面で、
時に自分を追い込み、しんどくなってしまうこともあります。
ここでは、これを弊害と呼んでいます。
常に緊張状態が続く
常に100を目指していると、心が休まりませんよね。
小さなミスも許せず、
自分を監視し続ける状態になります。
仕事中も、仕事終わりでも、
その癖が抜けないと、1日中自分を追い詰め、
しんどくなってしまうかもしれません。
誰にも頼らず仕事を溜め込みやすい
「中途半端な状態で出せない」
「完璧にしてから相談しよう」
そう思って抱え込み、疲弊してしまうこともあります。
0・100思考の人は、人に頼るのが苦手な人が多いようです。
「自分でやらなきゃ」
「誰かに迷惑をかけたくない」
「評価が下がるのは嫌だ」
と、誰にも頼れずに自分を追い詰め
結果、しんどくなってしまい、バーンアウトしたり、ある日突然体調を壊したりしてしまうかもしれません。
小さなミスを許せなくなる
80点でも十分な場面で、
20点の不足にばかり目がいく。
結果、自分にも他人にも厳しくなってしまいます。
業務上の小さなアドバイスまでもが、
自分のミスに感じられて、許せなくなることもあります。
その日のミスがいつまでも頭にしみついて、
よく眠れなくなったり、心配から心身に支障をきたすこともあるかもれません。
挑戦が怖くなる
0・100思考の場合、100%成功しないならやらない。
これでは成長のチャンスも逃してしまいます。
遅刻をしても学校にいけば、その日の成長もあるし、
失敗をしても、学びがあればそれは十分前に進んでいることになります。
頭では分かっていても、なかなか進めない気持ち、すごく共感できます。
0・100思考から抜け出すために

すぐにゼロにはできません。
でも、少しずつ緩めることはできます。
グレーゾーンを認める
「60点でもOK」
「今日は70%できた」
白黒の間には、無数のグレーがあります。
まずは“間”の存在を認めることが大切です。
物事は、0か100以外にもあり、
失敗だとしても学びを得ることは十分にできますよね。
結果より過程を見る

結果が80点でも、
という過程は100点かもしれません。
評価軸を“点数”だけにしないことが重要です。
努力をしたけど、成し遂げられなかったことは悔しいかもしれませんが、
その過程で学んだことや、失敗の理由を分析したりと、
次回失敗しないためにできることから始めてみましょう。
完璧より最善を尽くす
完璧を目指すと終わりがありません。
そして、完璧にできないことは山ほどあると思います。
「今の自分のベストを尽くす」
この方が現実的で、持続可能です。
やり続けることで、少しでも完璧に近づけるというのはありだと思います。
失敗を“データ”と考える

失敗=人格否定ではありません。
失敗=改善データ。
この変換ができると、極端思考はやわらぎます。
完璧思考は悪ではない
完璧を目指せるのは、
向上心がある証拠です。
0・100思考になる人は、丁寧で、努力家で、責任感が強いと思います。
ただ、その矛先を自分に向けすぎると苦しくなり、しんどくなってしまいます。
少しだけ、力を抜いていいのです。
結果ではなく、過程でその時の最善を尽くすということに意識を向けてみましょう。
まとめ

今回に記事では、0・100思考について、あるある、抜け出し方を解説してみました。
0・100思考(白黒思考)は、
という思考パターンです。
向上心があり、努力ができ、責任感があるという面もありますが、
自分を追い詰め、しんどくなってしまうなどの弊害もあります。
真面目で繊細な人ほど陥りやすく、
常に緊張状態が続いてしまいます。
でも、
これだけでも、心は少し軽くなります。
100じゃなくても今日を生きていける。
今日できたことが少しでもあるなら、それで十分です。



コメント