休職・退職の基準がわからないあなたへ|それは逃げではなく、自分を守る選択かもしれません

仕事×メンタル

はじめに|休職・退職を考えるほど、追い込まれていませんか?

「このまま働き続けていいのだろうか」
「でも、休むのは甘えなのでは…」
「辞めたら後悔するかもしれない」

休職や退職を考え始めたとき、多くの方がこのような気持ちを抱えています。
特に真面目で責任感の強い方ほど、
「まだ頑張れるはず」
「自分が弱いだけかもしれない」
と、自分を責めてしまいがちです。

ですが、休職や退職を考えるほど心や体が限界に近づいているという事実は、軽く扱ってはいけません。
この記事では、私の経験や、体験したことも踏まえて、
「逃げ」ではなく「自分を守る選択」としての休職・退職について、判断のヒントをお伝えします。

休職・退職は「逃げ」じゃない場合もある

日本ではまだ、「仕事を続けること=正解」「辞める=負け」という空気が残っています。
最近は転職が当たり前になってきた時代とはいえ、
仕事を辞める=甘えと考えてしまう人はまだいると思います。

しかし実際には、環境が合わないまま無理を続けることでより心身を消耗させ、
復帰に時間がかかってしまう、
正社員、働くのが怖くなってしまう、
という事態に発展してしまうケースもあります。

  • 業務量が明らかに多すぎる
  • 人間関係のストレスが慢性的
  • 相談しても改善されない

こうした状況で耐え続けることは、美徳ではありません。
状況から距離を置くことは、回復のために必要な行動でもあります。

現在のあなたの職場はどうでしょうか?
誰かに相談しても改善できない、精神的にまいってしまう、というような方は、
無理をしてまで働くのが正解かどうか、よく考えるフェーズかもしれません。

私が正社員を辞めた時の経験も踏まえて、退職、休職を判断してもいい基準を記載してみようと思います。
あくまで、私の経験談となってしまいますが、今ツライ方のお役に立てればと思います。

判断の基準①|改善が見込めない状態が続いている

「もう少ししたら楽になるかも」
「上司には相談してあるから・・・」
そう思って数か月、あるいは1年以上同じ状況が続いていませんか?

  • 上司に相談しても対応がない
  • 配置換えや業務調整が期待できない
  • 会社の体質そのものが合わない

このように、自分の努力では変えられない問題が続いている場合、環境を変えることを検討してもよい段階と言えます。

会社によっては、上司に相談をしても、すぐには部署異動ができないことも多いと思います。
また、人間関係等の悩みは、上司が直接介入してこないこともあります。
人事に伝えても動いてもらえない、自分の力ではこれ以上改善できないという場合には、
退職を考えてもいいのではないかと思います。

会社の体質が合わないのであれば、毎日働くことにも限界が来てしまうでしょう。

判断の基準②|体調やメンタルに明確な不調が出ている

以下のようなサインはありませんか?

  • 朝、会社のことを考えると動悸がする
  • 眠れない、途中で何度も目が覚める
  • 食欲が極端に落ちた、または過食
  • 理由もなく涙が出る
  • 休日も疲れが取れない

これらはの原因が、仕事のストレスからきているのであれば、
一度その職場からは距離を置いた方がいいかもしれません。
我慢を続けることで、回復までに長い時間がかかってしまうこともあります。

退職とはいかなくても、休職をするなどの方法もあると思います。
その時のご自身の状況に合わせて、選ぶことができるといいと思います。

転職・正社員を辞めるという選択肢もある

「休むか、辞めるか」だけで考えると、苦しくなってしまいます。
ですが実際には、選択肢はそれだけではありません。

  • 雇用形態を変える(契約社員・派遣・パート)
  • 在宅ワークを検討する
  • 一度仕事から離れて立て直す

働き方は一つではありません。
自分の心身に合った働き方を探す時間を持つことも、立派な選択です。

私は、正社員時代に休職から退職という経験をし、
正社員ではなく、しばらくはパート勤務として働くことを選びました。
週5日、8時間勤務ではなくなったことは、私にとっては大きな選択でした。

正社員じゃない働き方の選択については、
こちらに記事でまとめています。

休職について|診断書が必要になることも

今しんどいという状態の方は、休職をして一度休養をしてから、また転職、復職を考えるという方もいらっしゃると思います。

休職を考える場合、多くの会社では医師の診断書が必要になると言われています。

心療内科や精神科に行くことに抵抗を感じる方も多いですが、
「つらい状態を客観的に判断してもらう場所」と考えてみてください。

また、傷病手当金などの制度を利用できる可能性もあります。
経済面も含めて、一人で抱え込まずに情報を集めることが大切です。

休職の際には、健康組合、会社の人事等に聞くのも一つの案です。

退職について|お金の不安も現実的に考えておく

退職を選ぶ場合、精神的な解放感と同時に、現実的な不安も出てきます。

  • 住民税の通知
  • 国民健康保険、年金
  • ローンや固定費の支払い

これらを事前に把握しておくことで、「想定外の不安」を減らすことができます。
不安があるからこそ、冷静に準備することが自分を守ることにつながります。

税金関係は、お給料での天引きができなくなると、
支払いの通知書がご自宅に届きます。

数か月分まとめて払わなければならないケースが多いです。
まとめて払うと10万円単位になることもあるでしょう。

私は、退職前に、経済的な問題を考える余裕がなく、
退職後に納付書が積み重なり、それだけで精神的につらかった経験があります。

もし、大きな貯金がなかったとしても、
事前に把握できておくだけで、心の余裕は出てくるのではないかと思い、
お伝えさせていただきました。

休職や退職は、「甘え」ではありません

体調や心を壊してまで働き続けることが、正解とは限りません。
限界を感じているまで、あなたが十分頑張った証なんだと思います。

適当に日々働いていたら、ここまで苦しくなることもないかもしれませんが、
仕事と向き合い、責任を持って働いてきた証拠です。

休むことも、辞めることも、
**「これ以上自分を壊さないための判断」**です。

今働いている同僚、社会人としてうまくいっている誰かに対して、 
不安に思ったり、複雑な感情を持ってしまうのは、ごく自然な反応だと思います。

しかし、

仕事での評価は、誰かと比べる必要はありません。
あなたの基準で、あなたの人生を守っていいのです。

まとめ|迷っているあなたへ

本記事では、仕事を休職しようか、退職しようか、迷っている方に向けて書いてみました。
まとめです。

  • 休職・退職も一つの選択肢
  • 改善が見込めない、体調不良があるなら要注意
  • 働き方の選択肢は一つではない
  • 経済面の準備も大切
  • 休職や退職は甘えではない


もし今、「どうしたらいいかわからない」と迷っているなら、
それは真剣に生きている証拠です。

焦らずに、少し立ち止まって、自分の心と体の声を聞くところから始めてみてください。

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